3 メンバー

メンバー紹介のトップは、バンド・リーダーのウレ・リトゲン(Ule Winsomie Ritgen)です。

ふだんステージで最も目立つのは、どうしてもボーカルのトミーになりますので、ここはまずリーダーに登場していただこうかと…。

バンドの系譜ではうまく図示できなかったのですが、ウレは、ウリ・ジョン・ロート&ジーノ・ロートの兄弟と親交があり、その縁で「エレクトリック・サン」にベーシストとして参加、ミュージシャンとしてのキャリアをスタートさせました。「エレクトリック・サン」の後はジーノ・ロートとともに「ZENO」を結成しています。

ベーシストとしての実力はもちろんですが、ソング・ライターとしても非凡な才能をお持ちで、現にフェア・ウォーニングの楽曲の大半は彼の手によるものです。よくもまあこれだけの名曲を次から次へと作ることができるものだと感嘆させられますね。

さらに驚くべきことには、彼は画才にも恵まれていて、画家としても第一人者とされています。公式サイトに作品が掲載されていますが、どれも壮大かつ幻想的で神々しささえ感じさせる絵です。

画家 ウレ・リトゲンの公式サイト「Rivers Of Light」

フェア・ウォーニングのアルバム・ジャケットにピッタリだと思うのですが、ウレとしては、“ミュージシャン”と“アーティスト”とをきちんと区別しておきたいのでしょうか。

「天は二物を与えず」と申しますが…二物どころか三物を与えられる人もいるんですね。

さて、ボーカルを務めるトミー・ハート(Tommy Heart)です。

出身地はドイツ・ベルリンのグロピウスシュタッドという地区。地図で確認すると、ブランデンブルク国際空港にほど近い一画でした。ちなみに他のメンバーは全員ハノーファーもしくはその近郊の出身です。

かなりの映画好きで、特に日本映画がお気に入りらしく、公式サイトには

好きな映画:フランケンシュタイン対地底怪獣バラゴン、子連れ狼
好きな俳優:アル・パチーノ、若山富三郎、クリストファー・ウォーケン、ゴジラ

という記載があります。「アル・パチーノ」や「クリストファー・ウォーケン」に交じって「若山富三郎」「ゴジラ」とは不思議な感じですね。

さらに、

好きな場所:ステージ

さすがです。2000年のフェア・ウォーニング脱退の理由が「もっとライブがやりたかった」だそうですから。

2010年1月の広島公演に参戦しましたが、この時もトミーはホントに楽しそうに歌っていました。さすがに高音になると往時の声の伸びはやや影をひそめていましたが、パワフルで艶のあるボーカルは健在でした。

ところで、公式サイトを見て少し気になったのが、ご本人が身長を公表していないこと。TOPページの写真を見ても、ウレやCCよりもかなり低いような…。他のメンバーはいずれも180cmを超えているので、トミーの身長は170cmそこそこかと。ご本人はコンプレックスを感じているのかもしれません。

フェア・ウォーニングでギターを担うのが、ヘルゲ・エンゲルケ(Helge Engelke)。しかし、そこらのギター奏者ではありません。世界に二人しかいない“本物”の「スカイギター」のオーナーにしてプレイヤーなのです。

“ギター仙人”と呼ばれるウリ・ジョン・ロートが設計&開発した「スカイギター」。特徴は、通常のギターよりも遥かに高いヴァイオリンのような高音を出せること。広音域での演奏を可能にするため、従来よりもフレット数が多くなっています。

ストラトキャスターがフレット数21か22、レスポールが22とか24のところ、スカイギターはなんと32!

初期のヘルゲ・エンゲルケはウリ・ジョン・ロートから直接譲渡されたスカイギターを使用していたので、音楽界で正真正銘のスカイギターを所持しているのはウリ・ジョン・ロートとヘルゲ・エンゲルケのみと言われてきました。

2010年にギターメーカーのディーンから50本限定でスカイギターが発売されることになったらしいので、この状況に変化が生じているかもしれませんけどね。

また、ヘルゲはギタープレイだけでなく、フェア・ウォーニングのソング・ライターとしても貴重な存在です。ウレに比べれば数は少ないですが。

ドラム担当のC.C.ベーレンス(C.C.Behrens)。

残念なことに情報が少ないのです(;_;) ヘルゲ・エンゲルケとのユニット「ドリームタイド(DREAMTIDE)」の公式サイトにも大した情報は載っていませんし、英語のサイトをひっくるめて検索しても…あまり引っかかりませんでした。

仕方ないので、フェア・ウォーニングの公式サイトにあるプロフィールからの抜粋&転載です。

出身:ドイツ・ハノーファー
身長:182 cm
体重:78 kg
家族:妻、娘1人、猫2匹
好きなバンド:ザ・フー、スティング、ヴァン・ヘイレン
好きなスポーツ:登山、ジョギング
好きな映画:インディ・ジョーンズ、ジュラシック・パーク、マトリックス
好きな俳優:ロバート・デ・ニーロ、ショーン・コネリー、ハリソン・フォード、マイケル・ダグラス
好きな場所:アルプス、スペイン

…ってな感じでしょうか。

このほか「好き」の項目で「家族」「健康」をあげています。その風貌もあいまって“家族思いのいいお父ちゃん”という雰囲気を漂わせていますね。

来日公演では、ダイナミックな中にもコミカルさを織り交ぜたドラムプレイを披露してくれて、なんとなく彼の人柄の良さが伝わってきました。

アンディ・マレツェク(Andy Malecek)は1964年6月28日ベルリン生まれ。13歳のときからギターを始めたようです。

フェア・ウォーニングには1989年の結成時から参加。多くのファンが語っているように、2ndアルバム「RAINMAKER」収録の「BURNING HEART」で、彼の究極のギターソロを聴くことができます。月並みな表現ですが“鳥肌モノ”いや“悶絶モノ”です。

ところが、アンディは1995年「RAINMAKER」リリースに伴う来日公演の直後、全身のいたるところが麻痺するという原因不明の難病に罹ってしまいます。

病はなんとか克服するも、結局、彼は他のメンバーとの音楽的相違もあって、4thアルバム「4」リリース後の2000年に脱退(仲の良かったトミーもその直後にバンドを離れました)し、2003年にスウェーデンの天才メロディ・メーカーといわれるミカエル・アーランドソンと「LAST AUTUMN’S DREAM」を結成しました。

アンディにとって、この「LAST AUTUMN’S DREAM」は居心地がいいようで、現在(2011年)に至るまで活動が続いており、そのかたわらで若手ミュージシャン対象のギター講師やセッション・ミュージシャンとしても活躍しているようです。

ファンとしてはフェア・ウォーニングに戻ってきてほしいところですが…難しいでしょうね。

トーステン・リューダーヴァルト(Torsten Luderwaldt)は、フェア・ウォーニング結成以来のツアーメンバーです。

派手さはありませんが堅実なプレイで、ステージの一翼を担ってきました。ヘルゲとC.Cのユニット「DREAMTIDE」では正式メンバーとして名を連ねています。

ツアーメンバーのニクラス・ターマン(Niklas Turmann)は、“ギター仙人”ウリ・ジョン・ロートのツアーにも帯同される実力派ギタリストです。

2010年のフェア・ウォーニング来日公演では、バッキング・ボーカルとしても随所で活躍していました。

ギタープレイには関係ありませんが、かなりのイケメンです。

Yahooオークション